おとぎの宇宙のジャケット絵

オボロゲな惑星

列車はエメラルドブルー 海の上を行く
窓の外 空は逆さま 響く光に名前を付けた
綿雨はホワイトソーダ 甘すぎて痛い
砂の上 刻まれる影 消えた色にシルシをつけた

太陽沈まなくて落ちた日 白地図に描かれるのは
太陽沈まなくて落ちた日 確実に描かれる並行

輝く雨はオーロラ 暖かいね 暖かいね
失くした季節はオーロラ 暖かい手
またいつか 触れられますように

亡者が踊るステージ 音が語り継ぐ
箱庭に夜は絡まり ほどく先でクモが嘘をついた
言葉から繰るサーカス 憶辿り行く
かごの中 もういいかい 夜明けの番人

輝く雨はオーロラ 暖かいね 暖かいね
失くした季節はオーロラ 暖かい手
またいつか 触れられますように

周回軌道崩れ落ちた日 白日に照らされるのは
周回軌道崩れ落ちた日 真実に照らされるのは

輝く雨はオーロラ 暖かいね 暖かいね
失くした季節はオーロラ 暖かい手
またいつか 触れられますように

(同名 ウエツジショータロー作品 より制作)



シャボンの惑星

君がいる惑星は虹色の夕景に染まり
夜を迎えると世界が新しいと言える 言える

君がいる惑星は群青色の夕景に染まり
夜におびえていた幽霊の少年が踊る 踊る

美しいという感覚に働きかける
君は何処にいるんだろう 僕は誰なんだろう
全ての答えは君にある

君がいる惑星は無色透明の有形に染まり
夜を見ていると雨粒を着ていると気付く 気付く

美しいという感覚に働きかける
僕は何処にいるんだろう 君は誰なんだろう
全ての答えは僕にある

君は何処にいるんだろう 僕は誰なんだろう
全ての答えは君にある

全ての答えは。



ナンバーナインのジャケット絵

ナンバーナイン

まるでテネシーワルツ 春の嵐は青く
眩い微熱を残して 歪んでいく

またね すべてのはじまり 長い睫毛を濡らす
少女はレンズを落として 本を閉じる

揺れる ランプシェード 眠りにつく花の上
あしたは晴れるだろうか
ここに7日目の朝は無い カロンに架かる虹が見たい

回るカレイドスコープ
春は水面に白く瞬く季節を残して沈んでいく

またね すべてのはじまり
長い睫毛を濡らす少女はレンズを通して
音にさわる

燃える フィラメント粒子 眠ったままの花の上
あしたは晴れるだろうか
ここに7日目の朝は無い
カロンに架かる虹が見たい

揺れる ランプシェード 眠りにつく花の上
あしたは晴れるだろうか

(art work : dai)



降らせる雨、お月様の虹のジャケット絵

降らせる雨、お月様の虹

レインコートのウサギは 飴玉いっぱい集めて
冷たい雨を降らせた シリウス鮮やかに踊る夜
長靴をはいた兎は 寒冷前線きつく結んで
優しい雨を降らせて さよならとおやすみを加えた

君が雨を降らせるから お月様虹をかけてくれよ
星が空を青く染める夜に お月様虹をかけてくれよ

レインコートのウサギは一人じゃいられないだから
ブルーな夜を見つめて 赤い瞳 青く染めるよ
長靴をはいたウサギは 飴玉いっぱい集めて
「夜のサヨナラ」 を鳴らすよ

君が雨を降らせるから 僕が月を歌っているのさ
君が虹をかけられるように 僕が月に祈りこめ 歌うよ

レインコートのウサギはずぶ濡れたからだふるわせて
嬉しい終わりを見つけて 夜と月を眺めて笑った

君が雨を降らせるから お月様虹をかけてくれよ
君の空が青く染まる夜に お月様虹をかけてくれよ
君が雨を降らせるから 星が空を青く染める夜に
お月様虹をかけてくれよ

(art work : dai)



自然色